白昼夢

綿菓子で周り見えなくした私

綿菓子で思考停止させたの私

我に返って青褪めたかしら

珈琲の匂い まとわりつく甘さ


あるはずの無い 君との未来思い描き

ちょっと拡げ過ぎたパノラマ 

憎らしい程 愛しいジオラマ

あるはずの無い 君との未来

色鮮やかな白昼夢 今は優しい白昼夢


綿菓子は溶けて重たい水飴になり

綿菓子の甘い余韻に浸っている頃

Mnn..君は 窒息寸前かしら

息も絶え絶え煙草吸ったりして


あるはずの無い 君との未来思い描き

ちょっと拡げ過ぎたパノラマ 憎らしい程愛しいジオラマ

あるはずの無い 君との未来

日に日にほつれゆく白昼夢 今は憎らしい白昼夢


夢じゃない 夢なのかな 夢なんだな

夢じゃない 夢なのかな 泡になった。


あるはずの無い 君との未来思い描き

ちょっと拡げ過ぎたパノラマ 憎らしい程愛しいジオラマ

あるはずの無い 君との未来

日に日にほつれゆく白昼夢 今は恨めしい白昼夢 今は優しい白昼夢



詩・千葉ケイコ、わたなべまり

曲・安蘇裕介

収録アルバム『空の表情』(2017)